8日の晩病院からの呼び出しに、お化粧もしないで飛んで病院へ向かいました。

モルヒネで痛みを抑えることにしてもらったのが3月24日。

モルヒネのコントロールが医師により上手くいっているようで、会いに行ってもまぁまぁ話ができる状態でした。

連休中は親戚や孫などもお見舞いに駆けつけてくれて、

父は喜んでいたようです。

身体がしんどいこともあり、わがままは言いたい放題でしたが、話ができたり誰が誰だかわかる状態でした。

わたしが感じたのは、幻覚があったり頭は混乱してるなってこと。

痛みを抑えることが最重要なので、それは仕方がないこと。

延命治療は本人が望んでいなかったので、

モルヒネで痛みを緩和してもらえたことはとても良かったと思ってます。

その反面、モルヒネは身体を弱らせていくスピードも早く感じました。

8日の晩自宅を飛び出て、病院へ向かって案内された部屋に入った際、心電図?のデジタル表示が【0】でした。

意味がわからなくて、手を握ったら50〜100になりました。身体も温かいし生き返る希望があるのか?

その時にゆっくりこのまま休んでほしい気持ちと、

もう一度目を開けてほしい気持ちが入り混じってました。

まだ魂はここにあるので、じっと手を握ってました。

だってまだ温かかったのです。

 

父の葬儀は生前本人がプロデュースしたものです。

遺言で何から何まで決めてました。

もちろん細かいことは母の意向を受けて決めました。

その中で、

納棺士さんにあの世へ旅立つ身支度をお願いしました。

 

実は病院で私たちが選んだ父の服を着せてくださいました。

ゴルフが好きでしたので、ポロシャツとゴルフパンツです。

2年前の手術後、『もう一度ゴルフがしたい』と言ってました。

その願いは叶うことはなかったのですが、

55歳で早期退職してゴルフに明け暮れてた時期もあるので、満足してるんじゃないかなーと、勝手に思ってます。

さて話を戻して、実は次の週に緩和病棟に移る段取りになってました。

まだ本人と話が通じることもあり、治療病棟だったのです。

そんなことも関係してくるのか?

父の顔が私たち家族は気になってました。

斎場で「納棺士」さんのご紹介があったので、

母の希望でお願いすることにしました。

 

映画【おくりびと】を観たことがある方は、なんとなくイメージができると思います。

わたしは、【おくりびと】でこんな仕事があるのか?と、『納棺士』の仕事を知りました。

実際生で見るのは初めてです。

みるみる顔に潤いが戻ってきて、目を開けそうなあたたかい顔つきになりました。

私たちが気にしてたヒゲなども剃ってくれて、

父を男前にしてくださいました。

あの世へ旅立つ身支度も家族と一緒にしてくださいました。

 

納棺士さんが父の身支度にかかった時間は、40分。

料金は54000円です。

高いととるか?安いととるか?気持ち次第です。

父の死で納棺士さんの仕事を身近に拝見し、

生きてるように明るい顔色に仕上げてもらい、

わたしが死んだ時も納棺士さんお願いして欲しいなぁーと思ったのはナイショでお願いします。

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杉本 清美

杉本 清美

岡山市の最北西部田んぼに囲まれて、でんきやオカンしてます。子どもが自立したのでこれからは好きな仕事をしながら、好きな人に囲まれていつもニコニコ笑顔で生活したい!って思ってる55歳。