昨日、実家の母が脳神経外科に行ってきました。妹が付き添いで行ってくれて助かったー。
結果だけ言うと、「異常なし」。
お正月に会った時から気になることがあったり、
なんだか元気がなかったのです。
父は癌を抱えてるし、検査入院もしょっちゅうしてる中、母は、仕事量は減してるものの現役先生。(笑)
お料理が好きな父に食事作りをすべて任せているのです。
やる気がでない。なんだか新しいことをするのがメンドくさくなってるみたい。
母は、現在78歳。
親の歳言えますか?(笑)
まさか自分が53歳で、親がもうすぐ80歳とか考えても見たことなかったです。現実を受け入れていないことけっこうあるのかもしれない。(苦笑)
人はみんな年をとる。だから今を大切に!なんて口ではみんな言ってます。言うだけならカンタン。わたしも言ってるだけかもしれない。
78歳の親でも気づいたことがあったみたい。
それは、ずっと人に教える立場で過ごしてきて、
好きだったピアノや短歌を習うのもその1つ、
実家には、ドイツ製のピアノがあるのです。
母の嫁入り道具。
たしか。
自分で働いて買って、ずっと大切にしてきたピアノ。
私も妹もピアノは習ってました。
もっと自分がしたいことや好きなことをしようって思って、
仕事を減してたみたいだけど、
どうも満たされないみたいだった。
ピアノは、手元を見なくてもスラスラ音符だけ見て弾けるし、
すごく上達して発表会に出たりね、演奏する時も緊張もしないって言ってた。
短歌の会でも、もともと国語教師なので、
あっという間に岡山県の短歌の代表になったりして、
全国大会に行かなくちゃいけなくなったり、
でも満たされなくて楽しそうじゃなかったのです。
褒められると思うんです。めちゃくちゃ周りから褒められてると思うんです。生徒として。
でも満たされない。
そして、母は気づいてしまった。
人に教えることが1番好きなことだったと。
78歳でもやってみないと気づかなかった。
そして、きっと、きっとですよ。
これからどうしていくのが自分らしいのか?迷ってると思うんです。
子どもの私には言いませんよ。親だから。
私もこの歳になったから想像ができるようになったと思うんです。
親ってそんなもんです。子どには心配をかけたくない。
いつも子どものことを心配してる。
でもね、ちょっと弱くなってる母親を見て少しホッとするところもあって、
でも、検査で「異常なし」で、安心して、
電話で私偉そうに言っちゃったんです。
「東京行きは断ったらええがん!行きたくない所に行かんでもええがん!誰に何思われてもええがん!」って。
そしたら、「断ることが苦痛。どう言って断ろうか考えるわ。」って。
行きたくない自分を責めているようで何だか悲しかった。
東京行きを断っても誰かが代わりに行ってくれるのにね。
ほんとに、ほんとに、
勇気だして断って良かったと思えること祈ってます。
みんな迷いながら生きてるんだよね。
迷うことは恥ずかしいことじゃない。
ちょっとムリすることもあって良いと思うけど、
自分の心と気持ちは、いつも自由なんだよね。
自由に選択して生きようね。
覚悟して行動とともに。
じゃ、また明日ーーー♡

杉本 清美

最新記事 by 杉本 清美 (全て見る)
- 店主は配線工事を。そして牡蠣を想う。 - 2019年2月19日
- 店主(オトン)のこと - 2019年2月15日
- どうして勉強しなきゃいけないのー? - 2019年2月14日
この記事へのコメントはありません。